『解きっぱなしはNG ~やる気は結果である~』
高校2年生の兄・翔太は、机に向かいながらため息をついた。
「今日も3時間勉強したのに、全然成績が上がらない……」
隣の部屋で宿題をしていた中学2年生の妹・美咲が顔を出した。
「お兄ちゃん、間違えた問題は見直したの?」
「え? 解いたから終わりだけど?」
「それだよ。」
翔太は首をかしげた。 実は翔太は毎日勉強していた。
問題集もたくさん解いている。
しかし、解いた問題は丸付けだけして終わりだった。
間違えた理由も調べない。
もう一度解き直しもしない。
だから同じミスを何度も繰り返していた。
翌日、翔太は模試を受けた。
結果は前回とほとんど変わらなかった。
「こんなに勉強してるのに……。」
落ち込む翔太に、美咲は自分のノートを見せた。
そこには赤ペンでこう書かれていた。
・なぜ間違えたのか ・次に気をつけること
・1週間後に解き直す日
「何これ?」 「先生に教えてもらったの。解きっぱなしはNGだって。」
「でも面倒じゃない?」 「
面倒だけど、そのおかげで同じミスが減ったよ。」
翔太は半信半疑だった。
しかし次の日から、間違えた問題だけをノートにまとめることにした。
最初は大変だった。
『なぜ間違えた?』
そう自分に問いかけるたびに、
適当に解いていたことに気づいた。
『公式を覚えたつもりだった。』
『問題文を読み飛ばしていた。』
『単語の意味を勘違いしていた。』
原因が見えてきた。
さらに1週間後、同じ問題を解き直した。
すると以前はできなかった問題が解けた。
「おっ!」 その瞬間、少し嬉しくなった。
また別の日。 解き直した数学の問題が全部正解だった。
「できるようになってる!」
自然と次の問題にも挑戦したくなった。
その様子を見ていた美咲が笑った。
「やる気出てるじゃん。」
翔太はハッとした。
以前は『やる気が出たら勉強しよう』と思っていた。
でも違った。 解き直して、できるようになった。
できるようになったから嬉しくなった。
嬉しくなったから、もっと勉強したくなった。
やる気は最初にあるものではなかった。
結果が出た後についてくるものだった。
数か月後。 翔太の模試の成績は大きく伸びた。
美咲も定期テストで自己ベストを更新した。
帰り道、翔太は言った。
「やっと分かったよ。」
「何が?」
「勉強は問題を解くことがゴールじゃない。」
美咲がうなずく。 「そうそう。」
「本当に力がつくのは、解き直しをした時なんだな。」
そして翔太は笑った。 「
それに、やる気って待つものじゃなかった。」
「うん。」
「小さな成功の結果として生まれるものだった。」
夕焼けの道を歩きながら、兄妹は次の目標へ向かって歩き出した。
その日から二人の合言葉は決まった。
『解きっぱなしはNG。やる気は結果である。』
教科特性に応じた成果指標を設定し、
プロセスと結果の両方を可視化することで、
確実な成長を実現する学習支援モデル。
勉強しているのに成績が伸びないという悩み、多くのご家庭で
共通しています。
これは努力不足ではなく、やり方の問題です。
高校生になると、勉強量は増えているのに成績が伸びないケースが増えます。 これは戦略の問題です。
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